ふるさとは遠きにありて想うもの

まこっつですこんにちは。

実習が始まって一か月たちました。五月に田植えをしてから三か月、日に日に伸びていく稲の生長の早さをみて驚き、自分の成長も目に見えてわかったらいいのにと考えたり考えなかったり…。

この前、スイカの収穫を手伝いに行ったときにも生長の早さに驚きました。そりゃ毎日収穫しないと間に合わないよなぁ。そこには僕のほかにも実習生は2人。その中の一人がインドネシアからの方でした。サイさんというその方は、インドネシアの農業実習プログラムに選抜された方らしく国を背負ってきているようでした。部屋には国の正装で記念撮影をしている写真や家族との写真が飾られていました。日本語は単語がかろうじてわかるくらい。文章になると難しいようでした。作業も見て覚えるしかなくその時その時の細かい指示はなかなか分からず言葉の壁に歯がゆさを感じているように見えました(僕だったらひきこもるな)。夕方、スイカの収穫、箱詰めがひと段落して二人で畑を眺めているとサイさんが言いました。

「インドネシア 山 ない」

インドネシアには魚沼ほど山がないのか、インドネシアにあるような山がないのか僕には分かりませんでしたが、ただ一つ分かることは故郷のことを想っているということ。言葉もわからないところに一人で来て暑い中作業して終わった時に想うことは…。故郷を想う気持ちでいっぱいなんだろうとサイさんの心を察することができる。郷土愛は万国共通なんだなと感じました。

その後、サイさんの兄弟の話や故郷に帰って何を作るのかとかいろいろ話しました。サイさんは4人兄弟で3人目。姉は学校の先生、兄は大阪にいて、弟は高校生。ここだけ聞くと日本と変わらない笑。帰ってからはパパイヤを作るということ。ちなみにパパイヤ鈴木という僕の発言は理解できなかったようです。

サイさんまた逢う日まで!