新潟の村山です。

新潟県の米農家の息子、村山です。

この時期は毎日、稲刈りです。(稲刈りって、すごく楽しいです。)

昨日は天日干しの記事が投稿されていますが、僕の所は全量が機械による乾燥です。

 

天日干しは、じっくりゆーっくり乾燥されるために、お米は「胴割れ」などの品質低下を引き起こす確率がぐっと下がります。

(胴割れは、その名の通り米が割れることで、刈遅れや高温乾燥が原因で起こります。味や食感が低下します。)

 

機械でぱっぱと乾燥すると、仕上がりは早いのですが、水分値が下がりすぎたり、上記の胴割れが起こりやすくなります。

その状況に応じて、乾燥スピードを緩めたり、設定水分値を高めに設定するなどの工夫が必要です。

 

一般的に天日干しのお米の方が、機械乾燥のお米よりも美味しくなると言われています。天日干しは、乾燥に1か月近く要するために、より熟成されて甘味が増す、と言われています。はっきりとした根拠はまだ無いようですが、、

 

ただ現実的に、規模が大きくなればなるほど、天日干しは難しくなります。お天道様がずーっと晴れていてくれるわけではありませんし、手作業には限界があります。結局は、それぞれの経営体によって事情が異なるので、ケースバイケースということになります。個人的には現在の機械乾燥に、天日干しによる乾燥手法も少しずつ加えていけたらいいかなと思います。

 

記事と全然関係ないことですが、最近読んでいた本に出てきた言葉を引用します。

「天は自ら助くる者を助く(Heaven helps those who help themselves.)」

ーbyサミュエル・スマイルズ

(参考文献:7つの習慣ティーンズ ショーン・コヴィー著)

 

僕は、落ち込んだり、生きるのが面倒になる時が多々あるのですが、この言葉を思い出すと活力が湧いてきます。運命を変えられるのは自分だけだし、努力すれば神様は見ているんだ、と思えるようになりました。

また明日から頑張りましょう!

 

では、おやすみなさい。